旧車 絶版車/トヨタ/セリカ/1600ST/だるま/昭和48年式/TA22型/(同型車次回入庫予想)2010年


■メーカー名トヨタ■車名セリカ■グレード1600ST■年式昭和48年式■走行距離69500 キロ■車検有効期限なし■ボディタイプ2ドアクーペ■色モスグリーン■修復歴なし■整備記録簿 ■所有者履歴 ■ミッションフロア5速■排気量1600cc ガソリン■乗車定員5人乗名■型式TA22■装備ナルディステアリング ほぼオリジナル ■昭和48年の出来事 ◎ハイセイコーNHK杯で10連勝 ◎浅間山噴火 ◎金大中氏事件 ◎江崎玲於奈氏ノーベル物理学賞 ◎巨人V9達成 ◎石油ショック,買い占め続発 ◎熊本大洋デパート火災 ◎ウォーターゲート事件 ◎小松左京・日本沈没 ◎山崎豊子・華麗なる一族 ◎沢田研二・危険なふたり ◎かぐや姫・神田川 ◎仁義なき戦い ◎愛と誠 ◎ピカソ死去   body,td,th {font-size: 12px;}.g12 {font-size: 12px;color: #7D7D7D;} 昭和45年12月 トヨタ初のスペシャルティカーが登場。 最上級グレードの「GT」以外は、 内、外装・機関共 オーナーの意向により選択できる、 フルチョイスシステムの採用により 話題を呼ぶ。 (後年この販売方法は、 RAV-4などにも見られ、好評を博した。) 丸みを帯びた2ドアハードトップ。 そのデザインから、愛称は「だるま」。 初期型は、赤の「ワンテール」。   昭和48年には、3ドアリフトバックをバリエーションに加えて、セリカと言えば「だるま」と「LB」が定着することになる。 今風に言えば「スペシャリティカー」当時は「スペシャルティカー」 セリカ登場以前に関しては、他メーカーからもスペシャルな車は、登場しているにも かかわらず、時代背景、、そして国民所得、高額な車体価格などから、夢のまた夢のような存在でしかなかった。 セリカ登場の昭和45年は、万国博開催に象徴されるように、高度成長真っ只中。戦後日本の国を挙げての努力が花開いた時期である。セリカ登場により、スペシャルなスポーツカーのオーナー像が、いよいよ現実味を帯びることになる。 昭和40年代の国産車に共通していることは、まずは外国車に追いつけ追い越せの性能面の充実とデザイン性であった。 そして50年代にかけて、4座クーペだが、2人乗的な車が多く輩出 されることになる。 今現在はスポーツカーの需要が 大幅に減っていると別項で述べたとおり、実用性重視の世の中に 変化している。 もちろんカーライフスタイルの変化が、そうさせているのだろうが、少し寂しい気もする。 ひとりだけの車 ふたりだけの車・・ 大人のスペシャルティカー 「セリカ」は、その後「XXシリーズ」への派生。 「スープラ」の国内外での成功を収め、「カムリ」などの兄弟車を生むが、平成18年、36年の歴史に幕を引き、絶版となる。   さて現車を見てみよう。初代セリカの「だるま」だ。この昭和48年式からフルチョイスシステムから、GT以外のグレードも構成が成された。保安基準の変更によって、赤のワンテールからオレンジが入ったテールレンズ。2Tの1600ccワンキャブエンジンは、走りもなめらか。ピーキーさを感じず、乗る者に大人しい印象を与える。  改造バリバリで修復歴の多い「だるま」の中でも、オリジナルに近く、修復歴もない。まだこうしたセリカも出てくるものだと感心させられる。 運転席シートにお約束の破れがあるが、ダッシュボードや天井は元気。水分の入っていないトランクを見ると、保管状態も良かったのだろう。   当時モノの吊り下げ式クーラーが付く。 現在は作動しないが、ご希望とあらば、復活させよう。 33年後に復活する 「だるま」。 旧車の中でも、グッドチョイスと言えよう!
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